内部被曝から子どもを守る対策方法は?

311以後、この大地と海と空が汚染された時代、子どもを持つ母は食に空気に不安が大きいと思います。内部被曝を防ぐための対策方法を集めました。

放射能 内部被曝の脅威とは?

 

 

放射能とは?

 

放射能というのは放射線を出す能力のこと。

放射能の強さを表す単位Bq)。

 

放射能をもった放射性物質から出てくるのが

放射線(人が受けた放射線影響の度合いを

表す単位Sv)。

 

医療用放射線の場合は、スイッチを入れた時に

放射線が飛ぶだけで、スイッチを切れば消える

し、放射性物質放射能)は出てきません。

 

けれど、これをあえて混同して、0.3μ Sv/hr

ホットスポットとして警戒する人に対し、

 

「これは頭部のCT1回分にしかすぎず、何の害

もない」

 

と主張する医師や専門家がいるのは

おかしいことです。

 

 

 

外部被爆と内部被曝の違い

 

 外部被爆とは、簡単に言うと、原発などで直接被

爆することや、汚染された土壌やがれきなどから

発する放射線を受けてしまうことです。

 

内部被曝とは、汚染された食品を食べることや、

空気中にただよう放射性物質を吸い込んで、体の

中に取り込むことを言います。

 

 

最後の被爆医師と呼ばれている「肥田俊太郎医師

」は、人体に与える内部被曝の脅威について、こ

う語っています。

 

 

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『よく年間何ミリシーベルトだとか、毎時何マイ

クロシーベルトまでなら大丈夫だとか言われてい

ますが、これは外部被爆の場合のことです。

 

内部被曝というのは外部被爆と違って、放射性物

質を体内に取り込んでしまい、1日24時間ずっと

被曝しつづけるというものです。

 

日本の政府や学者がついている一番大きなウソは

「(外部被曝線量が年間何ミリシーベルトなら大

丈夫です。」ということ。

 

内部被曝のことを全く考慮していません。

 

体内に入る放射性物質は「それ以下なら大丈夫」

ということはない。

少しでも体内に入ったら長期的に被曝し続ける。

 

微量な被曝であれば大丈夫というのは間違いです

 

福島原発事故後の例で、私が実際に報告を受けた

もので言えば、多くは放射線に敏感な子どもに初

期の被曝症状があらわれています。

 

下痢が続いて止まらない。

しばらくしたら口内炎が出るとか、のどが腫れて

痛いとか。

 

多くの母親が心配していたのは、子どもの鼻血で

す。

鼻血がずっと続いて止まらない。そのうちに両親

にもそんな症状が出てくる。

 

これは福島に限りません。

私のところには、東京や神奈川、静岡などからも

こういった相談が寄せられました。』

 

 

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 肥田医師が語られたように、日本人はすでに、

汚染された空気から、食べ物から、内部被曝

してしまっています。

 

それは2011年に、厚労省でも発表された7人の女

性の母乳からセシウムが検出されたこと、子ども

の尿からもセシウムが検出されたことで、内部被

曝していることは証明されています。

 

一度、放射性物質が体内に取り込まれてしまうと

、長期間体内にとどまり、細胞を被曝し続けます

 

例えば、ヨウ素131の物理的半減期は8日ですが、

いったん体内に取り込まれると生物学的半減期

およそ120日です。

 

また、プルトニウムの物理的半減期は約50年とさ

れていますが、生物学的半減期は約50年とされて

います。

 

放射性物質をなるべく、体に入れない、そのため

には徹底した注意が必要なのです。