内部被曝から子どもを守る対策方法は?

311以後、この大地と海と空が汚染された時代、子どもを持つ母は食に空気に不安が大きいと思います。内部被曝を防ぐための対策方法を集めました。

ウクライナの7割以上の子どもが慢性疾患に

 

 

チェルノブイリ26年後の健康被害

『低線量汚染地域からの報告』

著者 馬場朝子・山内太郎 

 

より、ウクライナ政府報告書における第二世代の

健康悪化について、抜粋しながら衝撃な内容を書

きたいと思います。

 

 

 

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 上の図は、1992年から2008年までの、第2世代

の子どもたちの健康状態を表した表です。

 

「慢性疾患」を持つ第2世代は、1992年の21.1

から、2008年は78.2%まで増加しています。

 

およそ8割の子どもたちが病気を持っている

いう信じがたい数字です。

 

 

 

 

ウクライナの学校に通う生徒の健康状態

 

 

『低線量汚染地域からの報告』p213より抜粋

 

 「これが子どもたちのカルテです。毎年、検診を

行っています。

 

3週間前の検診では、485人の生徒のうち48.2%

甲状腺などの内分泌疾患が見つかりました。

 

背骨が曲がっているとか、背中に異常がある肉体

発育障害が22.1%。

 

目の障害は19.2%。呼吸器官に障害のある子ども

は6.7%。消化器疾患、神経疾患は5%というもの

です。

 

正規の体育の授業を受けられるのは全校で14人だ

けです。」

 

 

続いてp214 校長先生の話より抜粋

 

「昔は元気な子どもも多かったし、体育の授業で

はちゃんとしたスポーツをやることができました

が、今は多くの子どもが、その子の体調に合わせ

た個別の体操をしています。

 

私は1993年からここで働いていますが、こんな状

況に気づいたのは2000年から2001年だと思いま

す。

 

主に甲状腺肥大や心臓障害、それに免疫低下など

が目立ってあらわれています。

 

消化器系疾患も多いです。多くの生徒が何らかの

病気を抱えています。

授業中もめまいなどを訴える子どもがちょくちょ

くいます。」

 

 

 

このウクライナの学校の生徒の現状を見て、私は

衝撃を受けました。

 

直接被曝したのは、その子たちの親ですが、被曝

の影響は何世代までも引き継がれてしまうのです

 

およそ8割の子どもが何らかの病気を持っていて

学校の485人の生徒のうち、正規の体育の授業を

受けられるのは、たったの14人。

 

チェルノブイリ事故の26年後に実際にこのような

状況が起こっているのです。

 

この学校のあるコロステンという町は、「移住勧

告地域」や「放射線管理地域」といった「低線量

汚染地域」です。

 

日本では、福島原発事故後に、「強制避難地域」

や「強制移住地域」になった土地もありましたが

それらの地域よりもコロステンの汚染は少ないの

に、このような健康状態の悪化が増え続けてい

るのです。

 

日本の放射能汚染状況は、チェルノブイリ事故後

よりも深刻です。

 

私は、1人1人の親が、放射能に対する危機管理を

もち、正しい知識を知らないと、子どもたちは

このコロステンの子どもたちのようになってしま

うと、想像できます。

 

特に食べ物からの内部被曝の知識をしっかりもつ

ことが重要です。

子どもが健康でない国に、未来なんてないと思う

のです。