内部被曝から子どもを守る対策方法は?

311以後、この大地と海と空が汚染された時代、子どもを持つ母は食に空気に不安が大きいと思います。内部被曝を防ぐための対策方法を集めました。

放射性物質を減らす野菜の洗い方

 

 

財団法人原子力環境整備センターが「食品の調理

・加工による放射性核種の除去率」を発表してい

ます。

 

この報告書では、実験によって、水洗い、煮沸処

理、酢漬け、酢による洗浄で、ストロンチウム

セシウムヨウ素などが、50~90%の割合で除去

されることが証明されています。

 

この放射性物質の除去方法は、農薬や殺虫剤など

の除毒にもつながります。

 

今回は、野菜の洗い方についてご紹介します。

 

 

 

流水で洗う

 

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水道の水を流したまま、食材を洗います。

水を流して、野菜を振りながら洗うことが大切で

す。

 

「溜めた水」で洗うと、食材から離れた有害物質

が、再び食材に付着してしまうこともあるので、

効果はないです。

 

きゅうり、なすなどは、水洗いすると放射性物質

ストロンチウムが50~60%除去されるとありま

す。

 

 

 

こすり洗い

 

流水やボウルに塩などを入れた水の中で、食材を

よくこすりながら洗います。

 

特に生で食べる野菜は、流水でこすり洗いすると

良いです。

 

指でこすっても効果はありますが、スポンジを使

うと、食材についた有害物質をさらによく落とす

ことができます。

 

スポンジは食器洗い用とは別に、野菜・果物用の

ものを用意しましょう。

 

 

 

重曹で洗う

 

野菜の有害物質除去にも、重曹は効果があると言

われています。

 

重曹は水に溶かすと、炭酸イオンとナトリウムイ

オンに分離し始めます。

 

炭酸イオンは飽和状態になると、CO2(二酸化炭

素)が発生し、この反応とともに放射性物質セシ

ウムやストロンチウムが除去されやすくなるとい

う説もあります。

 

原子力環境整備センターの報告書でも、海藻をア

ルカリ抽出したところ、

放射性物質がかなり除去されたというデータが紹

介されています。

 

重曹は弱アルカリ性であるため、この効果が期待

できます。

 

 

重曹での洗い方

 

①ボウルに張った水にひとつまみの重曹を入れて

、溶かす。

 

②その中に野菜を入れる。長く放置しないこと。

(大きさや種類にもよるが、長くても5分。)

 

重曹に浸した後は、必ず食材を流水で洗い流す

こと。

 

 

重曹は、アクのある野菜には、汚染物質の除去と

ともに、アク抜きの効果もあります。

 

重曹を使うと、汚染物質が除去されるけれど、同

時に水溶性のビタミンCやB群などの栄養素が溶

け出しやすいので、やわらかい葉物野菜などは

特に、浸す時間を短くするようにしましょう。